冷蔵庫にはさまざまな種類がありますが、主にご家族の人数と生活スタイルを基準として選ぶこととなります。
特に一人暮らしと家族用では、求められる機能も大きく異なるので選び方も変わってきます。
そうしたことを踏まえ、今回は失敗しない冷蔵庫選びについて解説します。
冷蔵庫を賢く選ぶためにチェックすべきポイント4つ
冷蔵庫選びで失敗しないためには、次の4つのポイントを確認しましょう
- 容量
- ドアの開き方
- 専用室の種類
- 外見
順に解説してまいります。
容量
まず、冷蔵庫に食材を入れることのできる容量をチェックしましょう。
これはご家族の人数、また一人暮らし用の場合は自炊と外食、どちらの機会が多いかで決まります。
適切な冷蔵庫の容量の目安
- 一人暮らし(外食が多い)・・・150L以下
- 一人暮らし(自炊をよくする)・・・150〜200L
- 新婚さん・夫婦2人・・・200〜400L
- ご家族用(〜4人)・・・400〜500L
- 大家族(5人〜)・・・500L以上
参考として、具体的な適切容量は次の式で計算できます。
人数✖️70L+100(常備品用)+70L(予備)
あくまで目安ですので、生活スタイルによって適切な容量のものを選びましょう。
ドアの開き方
冷蔵庫のドアの開き方は、大きく分けて
- 左開き
- 右開き
- 両開き
- 観音開き(フレンチドア)
の3種類があります。
右開き、左開きについては使う人の利き手や設置場所の壁面などを考慮して選ぶと良いでしょう。
また、どちらの事情にも合わせた「両開き」は両側からドアを開けられるタイプとなっています。
例えば、旦那さんが右利きで奥さんが左利きであったとしても対応できるというメリットがありますが、両側に対応できる十分な開閉スペースが必要となります。
観音開きは本体の半分がドアとなっているもので、開く面積が半分であることから庫内温度の上昇を抑えられるのがメリットです。
専用室の種類
冷蔵庫には、食材の種類に合わせて専用の保管場所(専用室)が設けられている場合がほとんどです。
よくある専用室として、
- 冷凍室
- 独立製氷室
- 野菜室
- チルド室
冷凍室はほとんどの冷蔵庫に付いていますが、製氷室が独立することによって他の食材への影響を防ぐことができて便利です。
野菜室やチルド室も、それぞれの食材にとって適切な保管温度が微妙に違うのに対応した専用室です。
つまり、より細かく保冷温度が分かれていることで、それぞれの食材の鮮度をより保つことができるのです。
また最近は「切り替え室」という機能を搭載した冷蔵庫もあり、これはもともと野菜室として使っていた部分を冷凍室として使うなど、設定温度を自由に切り替えることのできる機能です。
切り替え室機能があると、シーズンやライフスタイルの変化に柔軟に対応できるので便利ですね。
外見
冷蔵庫にはデザインもさまざま。 レトロなものから木目調のものまで、お部屋のインテリアに合わせたデザインのものを探してみても良いでしょう。
特に人気なのは「ガラストップ」と呼ばれるデザイン。
表面がガラス調であることから表面に艶があり、キッチンに清潔な印象を与えます。
また拭き掃除のしやすさも、ガラストップデザインの人気の理由ですね。
購入時の注意点
ここでは、冷蔵庫を購入する際に注意しておくべき点について解説します。
なかには重要度の高い項目もありますので、しっかりとチェックしておきましょう。
サイズ(幅・奥行き・高さ)
冷蔵庫を選ぶ前に、設置場所の広さを確認しておきましょう。
この時、冷蔵庫本体の大きさに加えて適切な放熱スペースが必要となります。
冷蔵庫の設置に必要な放熱スペース
- 天井から50mm以上
- 壁から15mm以上
特に、ほこりが溜まりやすい場所ですと電力供給の効率が悪くなり、経済面でもよろしくありません。
食べ物を保管する場所ですし、設置場所の衛生面にも十分配慮しましょう。
上に電子レンジを置けるか?(一人暮らしの場合)
特に一人暮らしの場合ですと設置スペースも限られるため、冷蔵庫の上に電子レンジを置きたい場合もあるかと思います。
この場合、冷蔵庫の天板が耐熱性であるかを確認して下さい。
最近では殆どの冷蔵庫が耐熱性の天板を採用していますが、念のため要チェックです。
搬入経路
冷蔵庫の購入の際は、搬入可能な住居であるかの確認も必要です。
条件として
- 出入り口・通路の幅が本体幅+10cmであるか
- エレベーターは十分な広さか
- コンセントは近くであるか
- らせん階段などではないか?
といったことが挙げられます。
尚、らせん階段の場合は通路幅なども考慮されるため、一度見積もりをお願いしてみましょう。
まとめ
では、今回のまとめに入りましょう。
- 冷蔵庫の容量の目安は 人数✖️70L+100(常備品用)+70L(予備)
- ドアの開き向きは利き手に合わせるか、両開き
- 専用室は多めで、切り替え室機能付きがオススメ!
- デザインはガラストップが人気!お部屋の雰囲気に合ったものを
ちなみに、一人暮らし用にオススメなのは150以下で耐熱天板対応、専用室は少なめでもOKです。 ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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