加熱調理を楽にしてくれる、お料理の強い味方「電子レンジ」
電子レンジにも様々な種類があり、機能を限定した1万円以下のリーズナブルなものから、大家族も御用達のオーブン・蒸し料理もできる高機能な機種も!
しかし、初めての一人暮らしや買い替えの際には、どうやって選べばいいか難しいですよね。
今回は電子レンジの購入・買い替えが初めての方のため、電子レンジの賢い選び方を解説します。
賢い電子レンジの選び方
この章では、これから電子レンジを購入・買い替えされる際に知っておくと便利な「選び方のコツ」を解説します。
目的別に機種を選ぶ
電子レンジは、まず基本スペックとなる「温める能力」で大きく3種類に分類されます。
その種類によって、できることや価格も異なってきます。
単機能レンジ
単純に食材を温める機能のみを持たせたタイプの電子レンジです。 人によっては余計と感じる機能がほとんどついていないため安価であり、一人暮らし用に向いていると言えます。
オーブンレンジ
グリルなどの調理も可能とする電子レンジです。 肉や魚料理のオーブンだけでなく、トーストを焼いたりということも可能です。 最近のオーブンレンジは余計な油をカットできるなど、より料理を簡単にしてくれる支援機能まで搭載したものもあります。
スチームオーブンレンジ
オーブンレンジに加え、蒸し料理なども作れるようにした高機能レンジです。 価格も高額となりますが、多くの料理を電子レンジで作れるようになるため、人数の多いご家族には一台あると便利かもしれません。
価格帯としては、
- 単機能レンジ・・・1万円以下
- オーブンレンジ・・・1万円〜15,000円程度
- スチームオーブンレンジ・・・2万円台
と大きく異なってきます。
機能面と経済面の兼ね合いも考慮しつつ、自分に必要な機能がついている電子レンジを選びましょう。
生活スタイルで容量を選ぶ
また、一度に温められる容量についても考えておきましょう。 一般的な利用ですと、
- 一人暮らし用・・・20L
- 家族用・・・25〜30L
が、ちょうど良い電子レンジのサイズと言われています。
勿論、一人暮らしだけど料理が趣味で、いろんなメニューにチャレンジするなどの場合は25〜30Lの大容量のものが必要かもしれません。
使い勝手で選ぶ
電子レンジの使い勝手について、まず着目すべきは扉の開き方です。
電子レンジの扉の開き方には、縦方向と横方向の2パターンあり、それぞれ
- 縦方向・・・一時的に上にものを置きやすい、利き手を問わない
- 横方向・・・冷蔵庫の上など、設置する場所の自由度が高い
といった、異なるメリットがあります。
また、パン料理にチャレンジしたい方は、内部が2段構造となっているものがオススメです。
特にチェックすべきポイント
では次に、電子レンジの機能や特徴面から、選ぶ際にチェックすべき項目を順に解説します。
掃除のしやすさ
電子レンジの掃除のしやすさは、内部の構造によって変わってきます。
電子レンジの構造は
- ターンテーブル式・・・中に回転するテーブルが入っている
- フラットテーブル式・・・底が平面
の2種類があり、ターンテーブル式の方が安価となっています。
しかし、回転板を外す手間などがかかるため、掃除は若干手間となるのです。
その点、フラットテーブルは内面全部が平面であるため、中の汚れを拭き取りやすくて掃除が楽となります。
便利なセンサー機能
オーブンレンジには、次のようなセンサーによる便利機能も搭載されています。
赤外線センサー
食材内部を均一に温める機能。生焼けになることもなく、また加熱の程度を自動で判別するため焼けすぎる心配もありません。
重量センサー
あたためる食材の加熱度合いを、重さから判別するセンサー機能です。 これも温めすぎを防止するためのセンサーですが、あまりに重たい器などに入れて温めると誤認識の元になるので、注意が必要です。
温度センサー
食材の水分量を判断し、適切な温度で温めるためのセンサーです。 ラップをしなくてよくなるので手間要らずで、しかも経済的ですね。
お料理便利機能
特にお料理初心者には、次のような料理を簡単にしてくれる機能がついている機種がオススメです。
オートメニュー
あらかじめ、作りたい料理ごとに適切な温め時間が設定されており、それを呼び出すだけで簡単に加熱調理ができる機能です。
なかには、100種類以上の料理に対応したオートメニューを持つ電子レンジもあります。
ノンフライ機能
揚げ物料理を、電子レンジによる加熱調理だけで作れてしまう便利機能です。
まだ油を使うことに慣れていない料理ビギナーさんには、とても嬉しい機能ですね。
過熱水蒸気機能
余計な塩分や油分をカットできる機能で、スチームオーブンレンジに搭載されています。
スチームオーブンレンジは高額になりますが、こうした健康面をサポートしてくれるという意味では費用対効果は大きいですね。
選ぶ際に気をつけるべきこと
電子レンジを購入するにあたり、緊急度の高い注意事項を挙げておきます。 しっかりと確認しておきましょう。
地域で周波数が異なる
電子レンジは、地域によって動作周波数が異なります。
- 東日本は50Hz
- 西日本は60Hz
ただし、中には「ヘルツフリー」といって、両方の周波数に対応できる電子レンジもあります。
万一、遠方に引越しのために買い替えをご検討であれば、自分の機種がヘルツフリーではないか一度確認してみましょう。
設置する際に配慮すること
電子レンジは熱をかなり発生させる家電であるため、原則として周りに隙間を開けて設置することとなっています。
目安として、周りの壁から10cmは離してください。
しかし、最近は壁に接しても問題のない「ぴったり設置」というモデルも登場しています。
設置場所に悩んでいる方は、是非ともぴったり設置モデルを検討しましょう。
【最重要】電源について必ず守るべきこと
電子レンジを設置するときは、必ずアースを取り付けましょう。
電子レンジに限らずですが、万一の感電や火災を防止するために重要なことです。
また、電子レンジと他の家電は別のコンセントから電源を取るようにしてください。
同じコンセントからタップなどで電源を取ってしまうと、ブレーカーが落ちやすくなる原因となります。
まとめ
では、今回のまとめに入りましょう。
- 電子レンジの種類は単機能・オーブン・スチームの3種類
- リーズナブルなら単機能、家庭用とであればオーブン OR スチーム
- 作りたいものに合わせて、容量も20Lと25〜30を目安に選択
- 料理初心者さんは、センサーや便利機能搭載モデルがオススメ!
因みに、電子レンジのそばに無線ルーターを置くと良くないと聞きますが、これはWi-Fiの電波と電子レンジの電磁波が干渉するためです。
インターネット工事の際などは注意しましょう。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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