料理に炊事、お洗濯。
家事はやること多くて忙しいからこそ、時短の方法を考えることも大事です。
家事の時短方法は色々とありますが、便利な家電に頼ってしまうのも手段の一つ。
今回は家事を時短できる便利家電のひとつ、食洗機についてお話しします。
食洗機の選び方|前提知識
食洗機と聞くと大袈裟なイメージもありますが、最近ではカジュアルに使える据え置き型なども増えてきています。
食洗機のタイプは3種類
食洗機には3つの種類があり、それぞれ特徴が異なります。
- 分岐水栓式
- タンク式
- ビルトイン型
それぞれの特徴をチェックしていきましょう。
分岐水栓式
お皿を洗うために必要となる水を、直接水道から吸水するタイプの食洗機です。
給水の手間がかからないので使い方が簡単ですが、取り付けにDIYの知識か工事が必要となります。
タンク式
お皿を洗うために必要となる水をタンクに貯水しておくタイプです。
定期的に吸水しなくてはなりませんが、工事いらずで設置の手間もかからないのがメリットです。
ビルトイン型
シンク下に引き出しのように格納するタイプの食洗機です。
キッチン台を広く使え、また据え置き型よりも対応年数が長いのがメリットですが、工事費は据え置き型よりも高額となります。
尚、最近のトレンドは据え置き型のようです。 もう少し、据え置き型の食洗機について詳しく見ていきましょう。
トレンドは据え置き型食洗機
設置や運用のしやすさから、2023年現在の人気の食洗機のタイプは据え置き型となっています。
最近では、分岐水栓式とタンク式の両対応型も登場しており、買ったその日はタンク式として使い、後日は分岐水栓式に切り替えて給水の手間を省くというスタイルで使用できます。
据え置き型を検討するならば、是非とも両対応型をオススメします。
使用する水量
さて食洗機を使う上で気になるのが水道代。
当然の如く、お皿を洗った回数だけ水道代は上がってしまいます。
一度に使用する水の量は機種ごとに決まっており、大まかな基準は次のとおりとなります。
- 〜10L
- 10〜12L
- 12〜14L
- 14L〜
また、食洗機を選ぶ際には一度に洗える量を家族の人数などからも考える必要があります。
次章では食洗機の選び方で着目すべき点を、もっと具体的に解説します。
食洗機の選び方|賢く選ぶ4つのポイント
食洗機を選ぶ際は、次の4つのポイントを重点的に確認しましょう。
- 洗浄力とスピード
- 1度に洗える容量
- 扉の開き方
- 便利機能
順に解説してまいります。
洗浄力とスピード
「スピーディ」「念入り」というように、洗浄の強さやスピードを選べる食洗機であれば、頑固な汚れも簡単位落としたり、家事の時短につながります。
最近の食洗機には、他にも様々な便利機能が搭載されていますが、特にご家族で使用の場合だと、この2つのモードは強い味方になるでしょう。
1度に洗える容量
食洗機で一度に洗える食器の量は「点数」で表しています。 大まかに
- 3人分で20点前後
- 5人分なら40~50点程度
となっている場合がほとんどです。
もちろん、お鍋やフライパンなど大きな食器や調理器具も入れる場合は、これより少なくなります。
特にフライパンなどは入れるのに十分な大きさがあるかも確認しておきましょう。
扉の開き方
食洗機は機種ごとに、扉の開き方も多種多様です。 大きく分けて
- 前開き式・・・設置場所の高さを選ばない
- 上下開き式・・・大きな調理器具を入れやすい
- 引き出し式(ビルトインの場合)・・・スペースをあまり取らない
というパターンがあり、それぞれのメリットも異なります。
例えば少人数の家族で、フライパンなどを洗う機会もあまりないのであれば前開き式、炒め物をする機会が多く、フライパンを頻繁に洗う場合には上下開き式といった選び方がよいでしょう。
便利機能
他にも、最近の食洗機には次のような便利機能が搭載されていたりします。
- 乾燥機能
- エコモード
- タイマー
- 少量コース
- 庫内洗浄モード
洗えば洗うほど水道代が気になる食洗機だからこそ、特にエコモードや少量コースなど節約につながる機能は優先的に考えたいですね。
食洗機の選び方|購入の際の注意点
食洗機を設置するにあたり、以下の2点に注意しましょう。
- 設置場所の幅と高さ
- 水栓・蛇口・コンロとの距離
順に解説してまいります。
設置場所の幅と高さ
食洗機を安全に動作させ、扉の開閉も不自由なく行うには、設置場所に次の空きスペースを確保できるかを確認しましょう。
- 幅・・・50cm以上
- 奥行き・・・27cm以上
- 高さ・・・65cm以上
これらの数値はあくまで目安であり、また機種によっても異なってきます。
水栓・蛇口・コンロとの距離
またキッチン周りに設置する以上、蛇口との干渉や火を扱うコンロとの距離をとることも必要です。
適切な距離の目安として、
- 水栓・蛇口から60cm
- コンロから15cm
これ以上の距離は保つよう、配慮してください。
まとめ
では、今回のまとめに入りましょう。
- 食洗機は分岐水栓式・タンク式・ビルトイン型の3タイプ
- 人気は据え置き型の分岐水栓式・タンク式
- 分岐水栓式・タンク式の両対応式が特に人気
- 一度に洗える食器の量(点数)も要チェック
最近は動作音の気にならない静音モデルも多く出回っています。
音が心配な方は、静音モデルもチェックしてみましょう。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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